歯科金属アレルギーでアトピーのお勉強をするの巻

敵を知り己を知れば百戦危うからず(孫子)


というわけで、歯科金属アレルギーや、代替治療について
いろいろ勉強中の田舎娘であります。


感心したのは、菊池皮膚科クリニックの菊池先生に
質問したら即効で答えが返ってきたこと。
やっぱりできる人はメールの返信が早い!!
そう書いたら「たまたまメール画面が開いてたんですよ」
と返してきたけど
クリニックを一人で運営していて、
30人待合室にいて3時間待ちくらいになっちゃうような名医で、
しかも人が待ってるのにもかかわらず
大学病院と違って、必要ならじっくりちゃんと話してくれる先生なので
ほんとにとーーーってもいい先生ですよ。


多くの歯医者のホームページでは
メタルフリー治療や審美歯科治療として
ハイブリッドセラミックスや、オールセラミックインレーを推奨しています。
それはもちろん、ハイブリッドセラミックス、オールセラミックス、
ジルコニアセラミックスが保険が効かなくて高いからというのも
理由の一つ。多分ね。


で、菊池先生の2冊目の本に
「セラミックスでのぼったくりに気をつけて」
みたいなことが書いてあったので
質問受付けますみたいなメタルフリーの歯科医にメールしてみたのね。


そしたら、ぜひ一度口の中を診せにいらっしゃい
みたいな、返信が早かった歯科医が、


「レジンやハイブリッドレジン(セラミックスより安価)でも良いそうですが
セラミックスと比べてメリット・デメリットを教えてください」


と聞いた途端に無応答www
必殺手のひら返しか!?


とりあえず、皮膚科医的には、
唾液と金属面の接触をなるべく早く取り除くことが第一なので
詰め物は金属でなければ、安価なレジンでもいいと。
そして、差し歯の土台については
直接唾液と接触しているわけではないので後回しでいいとのこと。
そして歯茎に染み出した金属についても
後回しでいいとのこと。


まぁ多分、歯科医、
特に審美歯科の観点から言えば
レジンとセラミックスでは
色の経年の退色具合とか、もとの歯との色の馴染み具合とか、
いろいろあるんだろうなとは思うんだけどね。


できればかかりつけの歯科医でやりたいけど、
見積もりの状況によっては
菊池先生が紹介してくれる金属治療専門の歯科医に行くかもしれないな。
セラミックスにも配合具合がいろいろあって、
必ずしもジルコニアとかで高価になるとは限らないみたいなので、
その辺が金属治療専門の歯科医の腕の見せ所のようです。


まぁもちろん、審美的に一番美しくてかつ強度が高いのは
ジルコニアセラミックスみたいなんだけどね。


あと、菊池先生が上梓している2冊目の本では
Th1細胞とTh2細胞のほかに
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)というのが出てきて、
勉強になりました。
日々、研究が進んで、解明が進んでいる分野なんだなぁということを
つくづく思ったですよ。
1冊目の本ではTh2細胞の暴走が原因、みたいに書いてあったのだけど、
最近の研究によるとTh1細胞も暴走することがあるらしく、
NK細胞との関係性も密接らしい。


ちなみに、このナチュラルキラー細胞、
子供の頃に抗生物質を大量に投与されると
増殖が止まるらしいので、
それもここ近年のアレルギストの増加に関わっているのかなぁと思いました。
私が子供の頃は、なんでもかんでも抗生物質だった気がするもの。
それこそ、万能薬みたいな扱いで。


今では、風邪程度では極力飲まないように、という
方針になっとるらしいです。



ま、ともかく、
審美にあまりこだわらなければ
それほど高額になることもなさそうなので
ちょっと安心しました。


お金がたくさんあれば、松田聖子みたいに
口を治すのに1千万とかかけれるんだろうけどねぇ。
まぁ庶民は財布と相談しつつですな。



「アトピー」勝利の方程式