オーソモレキュラーは特効薬じゃないよなぁ

ふと思ったんだけど
オーソモレキュラーって万能薬や特効薬じゃないよなぁ?


ダイエットと同じでついすぐに効く【魔法の薬】や【魔法の方法】を求めてしまうんだけど、オーソモレキュラーって手段のひとつであって、今の悩みを解決してくれる万能薬や特効薬じゃないよなぁ。
例えば、腸内環境の悪化とアトピーの因果関係はわりとよく知られているけれど、腸内環境を良くしたからといって100人が100人、アトピーが治るわけじゃないと思うし。
そもそも、よくなった人にとっても「治る」というより「症状の軽減」(生活に支障のない程度までへの軽減)なんだろうし。


溝口先生の本を読んでいると、つい、オーソモレキュラーって魔法の方法のように思えてしまうんだけど、そこは冷静にみないといけないなぁと思った。
例えば鬱病についてなら、抗うつ剤が濫用されている現在へのカウンターとしてオーソモレキュラーという手段があって、それによって症状が改善している人がいるということを声を大にして言っているだけであって、別にそれがうつに効く特効薬だといってるわけじゃない。代替医療のひとつとして、選択肢のひとつとしてあってもいいってだけで。


例えば筋肉痛で困ってる時、湿布して冷やすか、整形外科に行って痛み止めの注射をしてもらうか、動かさずにそっとしておくか、あえて軽い運動負荷をかけるか、国家資格のある鍼灸院に行くか、民間の整体に行くか、いろんな選択肢がある。
アトピーの場合の高価で有害な民間療法と違って、どれも一定割合で「効果がある」と認知されている方法で、なおかつ選択肢が幅広くある。
このくらいに、アヤシイことの入る余地のない理解の裾野が広がることが理想なんだろうなと思う。


ちなみに、アトピーの人の血液検査をするとほぼすべての栄養で栄養欠損の状態が出るらしい。
オーソモレキュラーはアトピーにも有効らしい。
アトピーは皮膚のバリア機能が壊れている状態だから、皮膚を強くしたり、痒みの物質の生成を抑えたり、腸内環境を正常にしたり、そういう栄養バランスの補充というアプローチがある一定の効果をあげるだろうなとは思うけれども、でもそれがすべてじゃない、とも思う。


最近の著作では「通院患者の9割が改善」とか帯に書かれているけれど、まぁいろんな医者に行ったけれども快癒しなくて、治ろうと調べつくした人たちがオーソモレキュラーのクリニックに流れ着いたのであって、ある意味“選ばれた患者”なのだよな、とも思うし。


ま、あまり期待過剰にはならないでおこうと思った次第。


本当はね、この状態をすべて一発で(できれば一晩で)治してくれる【魔法の薬】が欲しいんだけどね。
ま、そういう考えは良くないんだろうね。
最近、ホコリアレルギーだかアトピーだかで目の周りが痒くて、こすりすぎて目頭は切れるし、まぶたは黒っぽく色素沈着しちゃうし、散々な田舎娘でした。
目がカイイイイイイイイイイイイ!!!